那須信用組合の「リレーションシップバンキングの機能強化計画」は次の項目を重視して遂行していく。
1.中小企業金融の再生に向けた取組みについて。
創業・新事業支援機能強化には企業の将来性を的確に評価できる審査態勢構築、人材育成など組合全体で取組んでいく。一方既存取引先の再生には外部機関の活用等可能なレベルで取組んで行く。また不良債権の健全化や新規発生防止のため「経営改善支援グループ」の設置等審査体制の強化を図る。従来の担保・保証人資産状況重視からキャッシュフローを重視する審査への取組みを行う。これらを実行することで再生への取り組みを浸透させていく。
2.健全性の確保、収益性の向上等に向けた取組みについて。
資産査定・信用リスク管理の強化のため、自己査定基準の改訂や担保評価精度の厳正化に向けた検証等、内部基準の見直しを実施し、ガバナンスの強化を図り、収益力の向上を最大目標として取組んで行く。これら当組合が実施する各項目は積極的に情報開示をしていくことにより、地域に認知され納得頂いた取引関係を築き、持続可能性の確保を図っていく方針である。特に貸出契約等重要事項の説明に当たっては、説明態勢の整備を図り信頼性のある取引を確立していく。以上の項目を遂行し、収益力の向上と健全性の確保を図ることで、地域への円滑な資金の供給や再生支援が可能となり、那須信用組合が地域にとって真に必要とされる組合であると認知されるよう、全力で経営に臨みたい。
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